本記事では、前回DenonのネットワークオーディオプレイヤーであるCeol N9で構築したDLNA環境を用いて、プレイリストを作成します。
プレイリストとは
前回ではDenon RCD-N9でDLNA環境の構築を行いました。
今回は同環境でプレイリストを作成します。
プレイリスト(Playlist)とは、音楽や動画ファイルを再生する順番をリスト化したものを言います。
minidlnaにおいて、プレイリストはm3uというファイルフォーマットのファイルに記述します。
なお、iTunesやWindows Media Playerもこのフォーマットをサポートしています。
minidlnaでプレイリストを作成する
それでは、上記のm3uというファイルフォーマットを使用してプレイリストを作成していきます。
自環境では、音楽ファイルは以下のようなディレクトリ構造になっています。
Music(minidlnaのメディアディレクトリ)
|_ アーティスト名
|_ アルバム名
|_ 曲名
m3uファイルには単純に音楽ファイルのパスをそのまま記述していくだけです。
パスに関しては、フルパスでなくても読み込んでくれますが、日本語が入っているとうまく読み取ってくれない場合もあったため、フルパスで記述したほうが無難かもしれません。
なお、Windowsのデフォルト文字コードはCP932(Shift-Jis)の為、Windowsで編集して、文字コードを指定しないで保存した場合は、読み込みエラーとなってしまうので、ファイルの文字コードはUTF-8で記述します。
例えばSteve ReichのElectric CounterpointでPat MethenyとJonny Greenwood(Radiohead)の演奏を連続して聴きたい場合を想定すると、以下のようにm3uファイルを作成し、Musicディレクトリ直下に配置します。
# Electric_Counterpoint.m3u Steve\ Reich/Reich_\ Different\ Trains\,\ Electric\ Counte/04 Reich_ Electric Counterpoint - 1..m4a Steve\ Reich/Reich_\ Different\ Trains\,\ Electric\ Counte/05 Reich_ Electric Counterpoint - 2..m4a Steve\ Reich/Reich_\ Different\ Trains\,\ Electric\ Counte/06 Reich_ Electric Counterpoint - 3..m4a Steve\ Reich/Reich_\ Radio\ Rewrite/01 Reich_ Electric Counterpoint - 1..m4a Steve\ Reich/Reich_\ Radio\ Rewrite/02 Reich_ Electric Counterpoint - 2..m4a Steve\ Reich/Reich_\ Radio\ Rewrite/03 Reich_ Electric Counterpoint - 3..m4a
ファイル名に関しては、音楽ファイルを取り込んだ環境に依存するので、一度サーバ側でパスを表示して、それをコピーした方が無難です。
minidlna側では特にデータベースの再スキャンをしなくても、自動で差分を確認し、数十秒程度でプレイヤー側にプレイリストが表示されます。