Engineering Note

プログラミングなどの技術的なメモ

3.0 DNSサーバ構築

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今回からいよいよ、DNSサーバを構築していきます。

現在では仮想化の技術により、自宅でも簡単に環境構築が可能ですので、マスターサーバとスレーブサーバを両方構築し、ゾーン転送の流れまで見ていきたいと思います。

環境としては、GNS3を用いて異なるサブネットを構築し、VMware WorkstationにインストールしたCentOS7をマスターサーバに、Ubuntu14.04をスレーブサーバにしています。

具体的なネットワーク図は以下になります。

 

dns-network

dns-network

また、具体的なネットワーク構成については以下とし、ドメイン名は参考書籍「改訂新版 BIND9によるDNSサーバ構築 」に習って「dns-book.com」とします。

 

用途 IPアドレス FQDN
DNSサーバ(マスター) 192.168.3.1 ns.dns-book.com
DNSサーバ(スレーブ) 192.168.0.1 ns.dns-book.com
Webサーバ 192.168.0.1 www.dns-book.com
FTPサーバ 192.168.0.1 ftp.dns-book.com

※簡素化のため、スレーブサーバ上でWebサーバ及びFTPサーバも立てています。

 

なお、構築にあたっては以下の手順に沿って学んでいきたいと思います。

  1. BIND9のインストール
  2. named.confの設定
  3. zoneファイルの設定
  4. BINDの起動・停止・再起動
  5. スレーブサーバ構築
  6. BIND 動作確認テスト

 

それでは、DNSサーバを構築していきましょう!

 

参考書籍:改訂新版 BIND9によるDNSサーバ構築 (エッセンシャルソフトウェアガイドブック)