今回からいよいよ、DNSサーバを構築していきます。
現在では仮想化の技術により、自宅でも簡単に環境構築が可能ですので、マスターサーバとスレーブサーバを両方構築し、ゾーン転送の流れまで見ていきたいと思います。
環境としては、GNS3を用いて異なるサブネットを構築し、VMware WorkstationにインストールしたCentOS7をマスターサーバに、Ubuntu14.04をスレーブサーバにしています。
具体的なネットワーク図は以下になります。
また、具体的なネットワーク構成については以下とし、ドメイン名は参考書籍「改訂新版 BIND9によるDNSサーバ構築 」に習って「dns-book.com」とします。
用途 | IPアドレス | FQDN |
DNSサーバ(マスター) | 192.168.3.1 | ns.dns-book.com |
DNSサーバ(スレーブ) | 192.168.0.1 | ns.dns-book.com |
Webサーバ | 192.168.0.1 | www.dns-book.com |
FTPサーバ | 192.168.0.1 | ftp.dns-book.com |
※簡素化のため、スレーブサーバ上でWebサーバ及びFTPサーバも立てています。
なお、構築にあたっては以下の手順に沿って学んでいきたいと思います。
それでは、DNSサーバを構築していきましょう!